勉強計画、立てたことはありますか?
皆さんは「勉強計画」を立てたことはありますか?
今まで、計画的な勉強が必要となる場面は多々あったかと思います。
自分で目標を立てて、そこに向かって勉強を進め、達成した時の感動はそれを経験した人にしか得られないものなのでしょう。
計画も何もない中でがむしゃらに勉強するよりも、はるかに効率的に勉強が捗り、
内容も着実に自分のものにできていることでしょう。
…え、なぜそんなに他人事なのか?
お恥ずかしながら、僕は今までまともな勉強計画というものを立てたことはありませんでした。
塾や学校がスケジュールを組み上げ、「次はあれをしろ、終わったらこれをしろ」と言われるがままに勉強をこなし、何とか合格してきて今ここにいます。
さて、そんな勉強計画とはほぼ無縁であった僕が、勉強計画の何を語るのか?
ここでは、過去の自分に計画を立てることの重要性を教えるような形で、1から勉強計画を立てていくところをお話ししていこうと思います。
勉強計画、立てましょう
CBT勉強に向けて、まずは勉強計画を立てましょう。
計画を立てる時期

僕は時間のある3年生の春休みの初めに計画を立てることにしました。
計画を立てるのはいつでもいいですが、早すぎても遅すぎてもいけません。
遅すぎるのがいけないのは言うまでもないですね。
計画を立て終わる頃にはもう手遅れ、なんてことにはならないようにしましょう。
では、早すぎるのがいけない、というのはどういうことでしょうか?
これは人によりますが、モチベーションの維持の問題です。
計画を立てている時は、それはもうCBTに向けたモチベーションの高い時でしょうから、スケジュールも次々と決まっていくでしょう。
これだけ勉強すれば高得点間違いなし!と、この勉強計画を達成した自分を想像してワクワクしているかもしれません。
しかし、計画を立ててから勉強開始までに時間が開きすぎると、その当時のモチベーションは薄れてしまうでしょう。
「こんな無茶なスケジュール、こなせるわけないじゃないか!」と過去の自分を恨むかもしれません。
そうなっては、計画の立て直しを余儀なくさせられてしまい、時間の無駄となってしまいます。
それが原因でますますモチベーションが下がってしまっては、元も子もないですからね。
こんな勉強計画はダメ!

まずは勉強計画の良くない例から見ていきたいと思います。
下の項目に当てはまった人は要注意ですよ!
- 細かすぎる時間設定
- 曖昧なやることリスト
- 混在するカテゴリー
- 小さいor目立たない記録用紙
僕が今まで立ててきた悪い勉強計画から持ってきた、選りすぐりの良くない例たちなので、自信をもって「良くない」と断言させていただきます。
これらの要素がなぜダメなのかは、また別の記事に書こうと思います。
計画を立てる順序
では、勉強計画を実際に立て始めます。
僕は以下の順序で計画を立てるのが良い、と考えています。
1.ゴール(大目標)の設定
2.自分の現状を把握
3.中間の達成目標(中目標)の設定
4.日々の項目(やることリスト)の設定

よく聞く話かと思いますが、ここでは僕なりの考え方を話そうと思います。
今、この文章を読むあなたに少しでも共感してもらえたらうれしいです。
1.ゴール(大目標)の設定
なぜその勉強をするのか、勉強した先に何があるのか。
ここが曖昧だと、これから先に勉強をするにしても長く持ちません。
よく聞く話ですが、だからこそ大切だと念押ししておきます。
ここで、この項目について大事なことをお話しします。
今、僕は「CBTにむけて」というテーマで勉強に関する話をしていこうと考えているわけですが、
CBT合格は大目標ではありません!
あくまで、「医師になる」「医療で人を助ける」ということが大目標にあることを忘れてはいけません。
CBT合格はあくまで中目標の一つに過ぎないのです。
2.自分の現状を把握
ゴールが定まったら、次はスタート地点の確認です。
ここは人によってさまざまな位置にいることかと思います。
3年生までの授業内容がしっかり頭に入っている人は、スタートの時点でだいぶ大きなリードを持っていると言えます。
しかし、ここまでの勉強を疎かにして、過去問だけしっかりやって、合格点ギリギリで突破してきた人たちは、先ほどの人たちとはかなり離されてしまった位置からのスタートとなります。
僕はというと…
はい、後者でございます…。
自分としては必死になって勉強していたつもりでも、結局これまでの知識のほとんどが頭から抜け落ち、単位だけが手元に残り、のこのこと進級しようとしております。
ですが、自分を擁護するつもりはないのですが、それはそれでいいと思っています。
大切なのは、今この時点で「自分はその程度の知識しか持たない地点からのスタートなのだ」ということを自覚した、という点だと思っているからです。
それすらできず、次も何とかなるだろうと高を括っている人よりも何倍もマシです。
ですが、ただ「マシ」なだけなので、驕ることなく冷静に状況を見つめて、計画を立てるようにしましょう。
3.中間の達成目標(中目標)の設定

続いては、スタートからゴールまで、どんな線を引いたら良いかを考えます。
直線を引ければ一番いいのは明白ですが、なかなかそうもうまくいかないものです。
スタートからゴールまでには「CBT」「OSCE」「病院実習」「卒業試験」「国試」…などなど、越えなければならない関門が多々あります。
ここでは、中目標として「CBT」を挙げておきます。
中目標は間にいくつもの小さな目標(小目標)を立てておくことをおすすめします。
ゴールまでの道のりを迷わないためにも。
僕は、小目標として、
「過去問1周して手ごたえ確認」
→「何一つない知識をここで叩き込む」
→「過去問2周して知識の抜け落ち確認」
→「過去問3周してそれでも抜けているものをまとめる」
→「過去問4周するころにはほぼ知識定着」
→「CBT模試で本番の緊張を感じる」
→「CBT本番でやりきる!」
という流れを設定しました。
この流れが、果たしてよかったのかどうかは結果が出ないことにはわかりませんが、ここで意思表明することが大事だと思ったのではっきりと記しておくことにします。
4.日々の項目(やることリスト)の設定
道のりが決まれば、あとはそこに向かって突き進むのみ!
…と言いたいところですが、ひとまず落ち着きましょう。
まだまだ小目標でも曖昧な設定なので、次にすることは
- やらなければならない全体像の把握
- 各小目標の達成期限の設定
- 小目標ごとにやらなければならないことの割り振り
- (小目標達成ごとにやることリストの修正)
だと思っています。
遠くを見据えて、「この日までにこれだけしないといけないから、今日はここまで頑張ろう」
といった具合に、ざっくりとした一日のやることリストを作ってから勉強を始めましょう。
使う教材
今回、僕が使っていこうと思う教材は以下の通りです。
- MEC eschool教材
- MEC MECサーチ
- QB Question Bank(未定)
(QBに関して、未定としているのは、QBオンラインを使うか2018年度版のQB(書籍版)を使うかで悩んでいるためです。このことについては後日、記事にしようと思います。)
簡単に言ってしまえば、
「QBで過去問を解きまくって、MEC教材2種でインプット/アウトプットして練習する」
という流れを想定しています。
この「インプット/アウトプット」が勉強には大切だと思っています。
この図をご覧ください。

このグラフの数値は平均学習定着率を示しています。
出典:The Learning Pyramid・アメリカ National Training Laboratories
上の項目が受動的学習(Passive Learning)、
下の項目が能動的学習(Active Learning)となっています。
能動的な学習は自分の学習定着率を格段に高めるということが研究により実証されているんです!
学校の授業で面倒だったグループ討論なんかも講義に比べたら10倍効率的に学習できるんですね。
教科書を読んで学んだ気になっている人、多いんじゃないでしょうか?
実はその勉強法、勉強量の5%しか定着していないかもしれないんです!
先ほど僕が言っていたアウトプットは「自ら体験する」に含まれます。
学んだことを実践で使っていく。この工程が学習の定着に大きく貢献しているのです!
最後に
ここまで長々と自分の勉強計画の考え方を読んでいただき、ありがとうございます。
まずは勉強計画を立てるところから、一歩踏み出していきましょう!
感想などコメント待ってます!
Twitterもやってます!後々はInstagramも始めようと思っています。
Twitterの方もフォローよろしくお願いします!↓
@tttettablog https://twitter.com/tttettablog
このブログを読んでくれた、医学科の同じ境遇の皆さん。
ぜひ、一緒に高め合いながら勉強して、CBT合格しましょう!
今回はここまでです。これからもよろしくお願いします!
コメント