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2020年3月29日
MEC e-school講座
症候・病態 3
症候・病態 4
勉強時間:260分(125分、135分)

ひとつひとつに結構時間かかっちゃうな・・・
でも、焦らずに着実に行こう!
勉強内容
今回の講義の内容一覧
- 浮腫
- 動悸
- 胸水
- 胸痛
- 呼吸困難
- 咳・痰
- 血痰・喀血
- めまい
- 頭痛
- 運動麻痺・筋力低下
- 腹痛
- 悪心・嘔吐
- 嚥下困難・障害
- 食思(欲)不振
- 便秘・下痢
- 吐血・下血
症候から病気の推測をするのは大切だけど、思い込みは良くない!
「消化器系の疾患だろうと思っていたら重篤な心疾患だった!なんてよくある話」
だそうです。

僕も研修医になったら気を付けていかないといけないな…!
大切なポイント
・浮腫
・心、肝、腎、甲状腺、薬剤が原因のものが多い
・全身か特定の部位か
・圧痕は残るか
・動悸
・危険な病気も潜んでいる(心室頻拍など)
・全身性疾患による動悸
→慢性あるいは持続性
・心臓の刺激伝導系異常による動悸
→発作性
・胸水
・漏出性胸水/滲出性胸水
・胸腔穿刺→胸水に含まれる成分がヒントになる
・胸痛
・循環器系も呼吸器系も消化器系もある
・痛みの性状
・締め付けられる痛み
→心筋梗塞など
・チクチクする痛み
→帯状疱疹など
・急性心筋梗塞、大動脈解離、肺塞栓などは緊急治療
・呼吸困難
・呼吸器疾患、貧血性疾患、心疾患がメイン
・Hugh-Jones分類
・呼吸不全を伴うものは緊急治療
・咳・痰
・湿性咳嗽/乾性咳嗽(痰の有無)
・喀痰の見た目(喀痰検査)
・細菌感染症→膿性痰
・肺水腫→ピンク色泡沫状喀痰
・血痰・喀血
・口から血を吐く
→呼吸器から?消化器から?
・気管支鏡検査(ブロンコファイバー)
・出血源の同定、止血、吸引…All 可
・めまい
・浮動性「フラフラ」→中枢性から考える
・回転性「クルクル」→末梢性だけでなく中枢性も忘れずに
・ブラックアウト「クラッ」→循環器系疾患を疑え
・眼振検査
・頭痛
・機能性頭痛/器質性頭痛
・突然の激しい痛み→クモ膜下出血
・閃輝暗点、悪心、拍動性頭痛→片頭痛
・項部硬直→髄膜炎
・運動麻痺、筋力低下
・神経、筋肉、神経筋接合部の障害
・神経原性には上位運動ニューロン性、下位運動ニューロン性、その両方がある
・針筋電図…神経原性と筋原性の鑑別
・腹痛
・内臓痛…C繊維による局在のはっきりしない痛み
・体性痛…Aδ繊維による局所的な痛み、反跳痛が大きい
・痛みの部位と性状
・胆のう炎→右季肋部
・虫垂炎→心窩部のじわじわした痛み
→右下腹部の鋭い痛み
・膵炎、大動脈解離、腎・泌尿器系→背部痛になることも
・急性腹症…急激に発症、激しい腹痛
→緊急治療
・悪心、嘔吐
・消化器系疾患だけじゃなく心疾患にも気を付けて!
・眼底検査…脳圧亢進→うっ血乳頭
・心電図、トロポニンT…心疾患を見落とさない
・頭部CT
・腹部X線、CT
・嚥下困難、障害
・胸部大動脈瘤…嗄声、嚥下障害
・全身性硬化症と多発性筋炎の鑑別
・食思(欲)不振
・体重変化を確認
・神経性食思不振症(若年女性に多い)
→すぐに精神科へ
・便秘、下痢
・下痢の性状確認
・ロタウイルス→白色下痢便
・粘膜障害が強い疾患→粘血便
・吐血、下血
・吐血
・上部消化管からの出血
・下血
・上部消化管からの出血→黒色便、タール便
・下部消化管からの出血→血便
・食道静脈瘤破裂
・背景に門脈圧亢進(肝不全)がある
・凝固因子産生停止
→大量出血
・直腸視診…簡便
・出血性ショックを伴うかどうか
→バイタルサイン確認
→消化管内視鏡(意識障害の時は禁忌)

それぞれの症候にそれぞれ気を付けることがあるので、
全部合わせるととんでもない量になってる~
復習クイズ
今回は8問!
ぜひやってみましょう!
低アルブミン血症をきたす疾患を三つ挙げよ
胸膜穿刺によってアデノシンデアミナーゼ活性の上昇がみられたときの疾患は何か
左肩や上肢に放散する胸痛を呈する疾患は何か
マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎はそれぞれ湿性咳嗽か乾性咳嗽か
片頭痛と緊張型頭痛の鑑別点を述べよ
夕方ごろに症状が増悪する、神経筋接合部の障害が原因で起こる疾患は何か
体性痛を伝えるAδ繊維が通っている体の部位はどこか
全身性硬化症ではどこの筋肉の障害が起こるか

どのくらいできたかな?
疾患の鑑別ができるようになるのを目標に頑張っていこう!
最後に
これからもこのような形で自分の勉強記録を更新していきますので、応援よろしくお願いします!
医者の知る「病態」と患者さんの訴える「症候」のギャップに意識を向けられるようにならないといけませんね。講義の中で先生が言ってました。
感想などコメント待ってます!
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今回はここまでです。これからもよろしくお願いします!
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